立憲西播の理念
いつの時代にも「政治が身近ではない」と言う声があります。
しかし、政治家を批判するだけであれば、誰でも出来ます。私たちは政治への愚痴をこぼすだけにはなりたくないので、行動に移りました。
『日本国憲法』第12条には「この憲法が国民に保障する自由及び権利は、国民の不断の努力によつて、これを保持しなければならない」とあります。
国民の生活の前提となっている様々な自由や権利は、国民の努力によって守っていかなければなりません。政治への愚痴を言っているだけでは、私たちの生活を守ることはできないのです。
国政ではよく「立憲主義の危機」「民主主義の危機」が叫ばれていますが、私たちの生活にとって身近な地方政治においても、国民の努力が必要な場面が増えてきました。
日本では国民の意見は主に議会を通して反映されます。それは憲法で定められた手続きです。
しかしながら、西はりまに限らず全国各地で地方議員の定数削減が行われています。
特に、市町村合併によって人口や面積が増えた基礎自治体においても議員定数削減が行われており、そのため地元から議員を輩出していない地域も珍しくありません。
このような状況において「自治体議員が私たちの意見を反映してくれない!」と嘆くことは簡単ですが、市民の自主的な取り組みや議会への陳情によって声を挙げていくことは、誰でも出来ます。
そして、地方議員の数が減っている今だからこそ、私たちは自力で声を挙げないといけない場面が増えていると感じます。
政治活動と言うと選挙運動のことだけだと誤解されている方がいます。
選挙も政治に私たちの声を反映させる大切な手段ですが、『日本国憲法』では選挙以外にも言論(第21条)や請願(第16条)による活動を保証しています。
西はりまは歴史ある地域です。
『播磨国風土記』の時代から様々な伝承が伝わり、忠臣蔵のように西はりまを舞台にした作品が全国で愛されている例もあります。
近代以降も三木清(哲学者)や三木露風(歌人)、本多日生(宗教家)、鹿島守之介(実業家)、大鳥圭介(学者)等の数え切れないほど多くの著名人を輩出しました。
現在、過疎化等によって西はりまの未来を心配している方は多くいます。
が、私たちは赤とんぼを使った地域振興や文化活動による地域活性化を行っている人たちの話を聞き、まだまだ西はりまには伸びしろがあると感じました。
また、古民家の活用やコワーキングスペース、農業6次産業化への取り組みなど、様々な活動をしている人たちもいると聞いています。
私たちはこうした人たちの声を聴いて学び、必要に応じて共に活動し政治にも声を伝えていきたいと考えています。
一緒に参加していただける有志を募集しています。